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2015/02/19 NA用「M2タイプ・ビンテージクラスター」仕様解説

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発売時期や価格について多くのお問合せ、誠にありがとうございます。実物写真ではなくまだイメージ画像の段階ではありますが、皆様からの期待の大きさが垣間見えて身が引き締まります。「イメージ画像」と述べましたが、実はこれは最終寸法図面を元に制作したもので、質感を除いてはおおよそ本製品と同様とお考え頂いて問題ございません。本日は、旧製品からの変更点などについて解説させて頂こうと思います。

※M2-1001/1002メーターの参考画像は、ウェブ上にあるものを引用させて頂いております。画像所有者のみなさまにおかれましては、資料的意味合いを鑑みご理解頂ければ幸いです。

01:メインパネル部


旧仕様と同じくスチール製です。ただし、リングとガラス(後述の内部パネル)を固定する構造を設けるため、約3.0mmと1.0mmの二枚構造としています。計4.0mmとなるこのメインパネルは、この時点で既に重厚感溢れる仕様となります。リング部分やパイロットランプ部分などの抜き部分を高精度で加工し、さらに絞り塗装により表面の質感を出し、そしてシルク印刷によって「BRAKE」などのレタリングを行います。ちなみに、ウインカーの矢印の表記はM2-1001/1002用のメーターの意匠に準拠しており、クラシカルなムードを昇華させています。小さな拘りですが、個人的には効果絶大なアクセントと自負しております。

02:クロームリング部

この製品の最大の特徴といえるリングの形状には今回も大きく拘っております。各計器間のクリアランスを確保し「独立メーター」風の趣を実現すべく若干のパラメータ変更を行いました。正面から見たときに見える平面部分の面積や、角度をつけてみた時の立体感など、こちらもM2-1001/1002用のメーターリングを細かく検証・考察して形状を煮詰めました。

旧仕様変更版では真鍮にメッキ加工を施しておりましたが、今回はおそらくアルミ製に落ち着きそうです。美しいメッキ感を実現させるべく表面処理には細心の注意を払います。


03:内部パネル部


今回の製品はTYPE-AとTYPE-Bの2モデルをご用意しますが、このうちTYPE-Aの小メーター部分に往年のスミスメーターを彷彿とさせる「内部パネル」を組み込みます。指針の軸部分が隠れ、指針先端側のみが顔を覗かせるあの仕様は、まさに「計器の魅力と機能美」を増幅させる要素のひとつだと考えます。このプランはRSプロダクツが長年温めていた構想で、実に2001年頃からラフスケッチを何度も描いてきたものです。この度ようやくそれが実現できることとなり、製作者自身いまから既に興奮気味です。アルミパネルをレーザー切断した後に、エッジ部分にテーパーを追加工して形状を作り、さらにマットブラック塗装とシルク印刷によるレタリングを施します。リング同士の間隔を空けることに加え、小メーターをこの仕様にすることで「独立メーター」の色彩がさらに色濃いものとなります。このTYPE-A専用にデザインしたのが「クラシックゲージパネルTYPE-MG ver.II」なのでありますが、こちらに関しては別途解説の機会を設けようと思います。

04:パイロットランプ部


従来モデルから形状を一新した部分のひとつです。材質は従来通りSUS304の削り出しによりますが、発光レンズ部分の大きさを縮小することでバランスを整えました。ちなみに、この「ステンレス素地」のものとM2-1001/1002メーターを踏襲した「半ツヤ黒」の仕様に加え、レンズも「カラーレンズ版」と「スモークレンズ版」をご準備させて頂く予定です。受注生産の形を採らせて頂くことで、このような細かな仕様のカスタマイズが可能となります。

05:ガラス(レンズ)部

旧仕様

従来は古き良き時代のテイストをそのまま表現すべくフロートガラスを採用しておりましたが、万一の際の飛散を防ぐためにアクリルへと変更しました。ただ、流行りの「反射防止加工済」のものはややパープル系の色が着いてしまい興醒めで、ビンテージ感を全く失ってしまうことから採用しておりません(機能性や視認性よりも「映りこみも含めた風合いを優先する」といういわば“時代に逆行”とも表現できる考えはRSプロダクツのこれまでの信念のひとつであり、こうした部分をご理解くださる多くのNAオーナーさんたちにより支えられて参りました)。


06:固定ボルト部


こちらも細かい部分ではありますが、「固定用のボルト」ひとつにも拘ります。従来は六角の「キャップボルト」でしたが、新仕様では六角の「ボタンキャップボルト」を採用します。ステンレス素地色と黒染めの二種をご用意し、こちらもオーナー様のお好みでオンデマンド対応を致します。

このように、今回の製品は「NA用メーターの決定版」という位置づけで取り組んでおり、「これ以上のものはもう出来ない」という気概です。上記解説の通り仕様上の細かなバリエーションがございますゆえ、それらをひと目で検討・比較が可能となるようNC2/3用ゲージでご好評を頂いた「コンフィギュレーター」をこの製品でも準備させて頂きます。NA用インテリアを長年手掛けてきたRSプロダクツによる「決定版メーター」に、貴方だけの仕様・貴方だけの拘りを付け加えて頂くことで実現する逸品に、みなさまぜひ今からイメージを膨らませておいてくださいね。